前回の記事の続きです!
以前放送された「ビーバップ!ハイヒール」では、会話が続かない場面をピンチを乗り切るために紹介された「質問力」ですが、実は相手が言いにくい本音を聞きだす時にも役立つとのことです。
Contents
ごまかされない!本音を聞きだす質問力とは?
前回同様、「質問力」について解説するのは、数多くの著名人にインタビューした実績を持つ作家の高嶋ちほ子さん。
番組では仕事から恋愛まで相手から何かを聞き出したい時に、それとなく使える質問テクニックを例と一緒に紹介しました。
サイレント&リピート
人は何か後ろめたいことがあってごまかしたい時には、声を荒げてしまう傾向があります。そんな声を荒らげた相手に対して真相を確かめる時に使えるのが「サイレント&リピート」というテクニックです。
サイレント&リピートとは、相手を見つめたり、間を取る、ゆっくりと話すように伝える、あとに質問するという質問テクニック。
人はじっと見つめられることで、自分の心を見透かされていると勝手に判断してし、ゆっくりとしゃべらせることで真相をしる手がかりを見つけることができます。
(例) 「(何か後ろめたいことを隠している相手に対して)何があったのかゆっくり話して?」
解説:何か後ろめたいことがあり、動揺している相手にゆっくりしゃべらせることで、ボロが出やすくなり、何を隠しているのかを知ることができる。
フォーカスイン
質問するときは曖昧な部分を一つずつ絞り込んだ質問をしていくことで、相手の本音が明らかになるというテクニック。
(例) いじめを隠している相手に対して…
「ふざけているだけって言ったけど、それってただのいたずらなの?それともその子のことが嫌いなの?」
解説:「ふざけている」という曖昧な部分に注目して、それが「いたずら」なのか「その子のことが嫌い」なのか、可能性を絞り込むことで、本音を探ることができます。
タイムシフト
「なぜ?」と質問するよりも「いつ?」と質問することで、相手はその当時のことを思い出そうとするので、聞きたいことをより詳細に聞き出すことができる質問テクニック。
(例) 学校に行きたくないと言っている子供に対して
「なんで学校に行かないの?」→「いつから学校に行きたくないって思っていたの?」
解説:学校に行きたくない理由を問い詰めるのではなく、まずはいつから学校に行きたくないのかを質問することで、学校に行きたくない本当の理由を話し始めるきっかけを作ることができる。
返報性の法則&ペアリング
「返報性の法則」とは、人は自分よりも経験の浅い人から相談や悩み事を受けると、頼られていると感じて、ついアドバイスをしてしまうという法則。
とくに、目上や年配の方と本音で打ち解けるときには効果的です。
そして、返報性の法則と組み合わせて使えるのが「ペアリング」。
ペアリングとは、同じ境遇にいることをアピールするというテクニック。悩みや相談などで同じ境遇にいることが分かることで、お互いの共通点を知り特別な関係を築くことが出来るようになります。
(例) 「○○について悩んでいるんですけど、教えてくれませんか?」→「同じ経験のある人が近くにいてくれて良かったです!」
解説:前半は返報性の法則、後半はペアリングを用いた会話法。返報性の法則で相手に頼られているという感情を抱いてもらったあとに、すかさず同じ境遇にいるということをアピール。同じような悩みがある人同士だと、話もはずみ心を開きやすくなるというわけです。
質問を工夫すれば、相手の心に秘められた本音が明らかになるので、悩みの相談やトラブル解消に役立てることができますね。
また、番組内で出ていたように、不倫や浮気などの恋愛にまつわるトラブルにも応用できそうですね。
今回、番組内で質問力について解説された、高嶋ちほ子の書籍はこちらからどうぞ!
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