日本人の食卓に欠かせない「お米」。
普段自炊市しない人でも、ご飯くらいは自分で炊いておかずと一緒に食べることがあろうかと思います。
お米は洗って炊飯器に入れれば簡単に炊けますが、簡単に炊けるがゆえにそのお米をもっと美味しく食べるちょっとしたコツやテクニックはなかなか知られていません。
今回は料理ができない人でも役立つ、美味しいお米を食べるためのテクニックをおまとめします!
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最初にお米を洗うときは短時間で洗う
お米を炊くときにの洗い方で、お米の美味しさは大きく左右されます。お米は何回かに分けて水でとぎますが、その時にも美味しくお米を炊くためのコツがあります。
それは、「最初にお米を洗うときは短時間で洗う」ことです。
一般的に最初にお米を洗うときはゆっくり水を入れてなじませるように洗う人が多いですが、このやり方だとお米がとぎ汁を吸収してしまい味が落ちてしまう原因になります。
お米は、初めに触れる水分を一番吸収するという特徴があるために、最初に洗うときはなるべく短時間で済ましてとぎ汁との接触時間を抑えることで、美味しいお米を炊けるようになります。
最初に水を張っておいたジャーの中にお米を入れて、その後にザルを使ってすぐにとぎ汁を捨てるようにするとお米のぬか臭さが残らず美味しいご飯を炊くことができます。
料理に合わせたお米を選ぶ
お米にはコシヒカリやあきたこまちなどの多くの品種があります。
名前こそ聞いたことがありますが、具体的に何が違うかという大きく異なってくるのはお米の食感です。
この食感の違いは普段意識することはあまりありませんが、お米がメインのお寿司やお茶漬け、おにぎり、丼もの、炊き込みご飯、カレーライスなどを作るときには、料理に合わせた食感のお米を炊くことで
具体的には、普段の白米のようにふっくら感を味わいたい料理にはコシヒカリを、カレーのようにあっさりで固めの食感を味わいたい料理にはヒノヒカリをチョイスすると、より料理を美味しくいただくことができます。
普段から何種類のお米を保存して料理に応じてお米を炊き分ける人は滅多にいないだけに、料理に合わせてお米を変えることはそれだけ食通の証とも言えます。
お赤飯にもち米が使われたり、ピラフにタイ米が使われるように、料理によって使うお米を変えることで、家族にも喜ばれる美味しい食卓になることでしょう。
お米の香りを意識して味わう
炊飯器でも釜戸でも、お米が炊けてくるといい香りがしてきますよね。この香りが食欲を刺激してご飯が進むスパイスともいえます。
しかし、お米の種類によっては炊いた時にはこの香りがなんとなくカビ臭い感じがしたり、どこか腐った感じの匂いになることがあります。また、安く手に入る古米の場合だと、なんとなく古米独特の匂いがしてげんなりしてしまう…なんとこともあります。
香りが臭く感じるのは、新しく買ってきたお米の封を切った瞬間に今までこもっていたぬかの臭さがお米に染み付いていて、それが炊いたお米にも染み付いているのが原因と考えられており、この匂いを抑えるためには開封後2~3日経ってから炊くようにすると、ちゃんと美味しい香りのひろがるご飯が炊けるようになります。
もちろん、玄米のように精米されていないお米だとこのテクニックは使えませんが、玄米特有の香りを楽しみたいモノ好きな方は、開封後すぐのお米を炊いてみるのもありかもしれません。
ちなみに、強い香りを持つ「香り米」と呼ばれるお米もありますが、こちらはお米の中でも高級品。
香りの少ない普通の白米とブレンドして炊いたり、古米に混ぜて食べることで新米のように味わうことができます。
ラーメンライスは雑炊感覚で食べる
ラーメンのセットとしても人気のお米…つまりラーメンライス。
とてもジャンキーなお米の食べ方で、ダイエット中の人にはまさに禁断、炭水化物のダブルパンチでもあります。
そのラーメンライスの美味しい食べ方は、一通り麺を食べ終えたスープに入れて雑炊の感覚で食べるのがオススメです。
濃いスープでもお米が入ることで柔らかい味になり、最後の一滴まで美味しくスープを味わうことができます、
ビタミンB不足には強化米
お米を黄色く着色した「強化米」というお米があります。
強化米の黄色はビタミンB由来の色で、普通の白米に合わせて炊くことで白米に精製する時点で失われるビタミンB群を補強することができる頼もしいお米です。
ビタミンB群はエネルギー代謝に関わるビタミンで、とくに炭水化物や脂肪分が多い食事には欠かせない栄養素です。
なお、強化米はお米1号あたり数グラムほどでOKなので、お米が黄色く変色することはないのでご心配なく。
まとめ
ふっくらもちもちのお米を食べるときに必要な家電といえば「炊飯器」ですね。
炊飯器も物によっては10万円超のノートパソコンよりも高いものも売られています。美味しいお米料理を食べるのなら、炊飯器にもこだわってみるのもいいかもしれません。また、少し手間はかかりますが昔ながらの「釜戸(かまど)」で炊いたご飯も絶品。
魔法瓶で有名な象印の炊飯器は、釜戸の形をした炊飯ジャーで炊くことで熱を万遍なく伝えることができるので釜戸で炊いたようにふっくらして美味しいご飯を味わうことができる炊飯器もあります。
また象印の炊飯器には、お米の粘りやかたさまで指定できる炊飯器があり、多くの種類のお米が家になくて豊富な食感を楽しめることもできます。
美味しいお米を食べてみたいという方は今回紹介したテクニックの他にも、炊飯器にこだわってみるのもいいかもしれません。
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