11月1日(水)に放送された「今ちゃんの『実は…』」の「It’s amazing 名人ツアー ガイドブックの日本しか知らない外国人が、名人の神技を見たら実は…!?」コーナーでは、外国人観光客ととともに、茶道に関する実は…?な名人の技を見学するという内容でした。
なお、今回は大阪市福島区にあるゲストハウスのジェイホッパーズ大阪が協力。事前に番組のツアーを告知し集まった外国人観光客と一緒に、名人のもとを訪ね秋を感じるツアーへと出発!
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1人目の名人は茶道の名人
最初に登場したのはお茶の名人、武者小路千家の佐伯久徳さん。
現在、外国人観光客の間で茶道体験が人気とのことで一行は大阪市天王寺区にある武者小路千家の佐伯家にお邪魔し、お茶席を楽しむことに。
茶道で食べるものといえばお茶菓子。番組では秋を代表する秋菊を表現したお茶菓子、紅葉のある山の光景を表現したきんとんも登場。まるで芸術作品のような出来栄えで、程よい甘さでお茶に合う絶妙な甘さとのこと。
甘い和菓子のあとは、高級茶葉「大園」を使ったお抹茶が登場。武者小路千家はあまり抹茶を泡立てないという流派で、抹茶本来の味を楽しむことを心がけていました。
2人目の名人は和菓子の名人
続いての名人は、先ほどのお茶菓子を作った松下さん親子。
一行は大阪市天王寺区の桃谷駅近くにある創業90年の老舗「本末茶屋」。ちなみに、父の雄一さんは、今田耕司と中学の同級生という驚きの事実も発覚。
本末茶屋では特別に厨房にお邪魔して、和菓子作りを経験。
和菓子にかかせない小豆は「紅娘(岡山県産)」を使用した和菓子作りを見学したり、さきほど食べたきんとん作りも体験。きんとん作りは毛通しという馬の尻尾の毛を使った篩を使い、裏ごしすることで、ふんわりとした見た目や食感が表現でき、思わず「アメージング」という声も上がりました。
3人目の名人は茶筌(ちゃせん)の名人
最後の名人は茶道にかかせない茶器の茶筌(ちゃせん)の名人・久保左文さん。
一行は奈良県の生駒市高山町へ。高山町は国内で生産される茶筌の9割を作っている茶筌の里としても有名です。その中でもとくに茶筌作りで名高い竹茗堂左文の元に行き、茶筌作りを見学することに。
竹茗堂は500年以上の歴史がある茶筌作りのお家柄で、左文さんは24代目。2008年には工芸品として茶筌をパリのルーブル美術館に出展したという経歴も。
近年世界が注目する茶筌作りの技術。ヨーロッパではカプチーノ用のマドラー茶筌も登場すし、日本への問い合わせも多いとのこと。
茶筌は淡竹と呼ばれる細い竹が材料。16等分に穂先を割ったあとは、表皮の皮に近い部分をナイフで残したあとは、更に1本の穂先を10等分、それも太い穂と細い穂を交互に作りながら分割。
その後、更にしなりが残るまど穂先を削り、最終的には1本あたり0.03ミリの薄さにまで削ったあとは、穂を1本ずつ糸で編み込んで完成。
一行は茶筌作りを見学して、何世紀にも渡って受け継がれた技術や、全て手作業で作られてい事に感動されたご様子でした。
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