一流の人たちは例外なく、一流の魅せ方を実践しています。
政治家も使っている「魅せ方」で好感度を上げるためのコツなどをおまとめしました。
Contents
小泉元総理のイメージ戦略
天気やプロ野球の話題で心をつかむ
元内閣総理大臣の小泉純一郎さんは「魅せ方」で政界のトップに上り詰めた人物だと言われています。
実は小泉さんのスピーチには必ず聞き手の状況を形容する言葉から始まっています。
例えばこのスピーチ…
「大雪の中 こんなに大勢ありがとうございます」
「暑い中 皆さん大勢ありがとうございます」
「阪神も負け続けても 頑張って 今年優勝目前だ」
一時間以上降りしきる雪と強風の中などいろんな場面で、立ちながらずっと聞いている聴衆と気持ちを共有する言葉を投げかけています。
それは、ほんの短い言葉で聴衆との心理的距離が縮まると小泉さんは知っているからなのです。
X JAPANのファンと公言して若者にアピール
小泉さんと言えば、X JAPANのファンとしても有名ですね。
好きなアーティストはX JAPANだと公言することで、若年層を意識した魅せ方をしています。
これは総理という堅いイメージをイメージを和らげ、親しみを持ってもらうための戦略だったのです。
小泉進次郎のイメージ戦略
声のトーンを使い分ける
小泉進次郎さんは、状況に応じて声のトーンを意図的に変えています。
演説や会見などでは説得力を持たせるためにやや低い声でゆっくりと話し、お祭りやイベントなど、親しみを持ってもらいたい時には高い声でテンポよく話し、状況に応じて声のトーンを変えています。
実際、アメリカのイリノイ大学が行った実験で、人間は声のトーンによって支配力・影響力が大きく変わると報告されており、心理学的にも有効なテクニックだと言われています。
地元のトークを用意しておく
小泉さんは初対面の人とのトークでは、相手の出身地を聞き、それをきっかけにトークを盛り上げています。
実は47都道府県のすべてについて自分なりのトークテーマを準備しているのです。
その他政治家のイメージ戦略
蓮舫:握手の後に目を合わせて暖かいキャラを演出
蓮舫さんの握手には、出会った人を一瞬で魅了する握手の鉄則があります。
それは、手を握った後、もう一度、相手の目を見る事。
握手をした後、そのまま目をそらすと冷たい人だという印象を相手に残してしまいます。
蓮舫さんは握手が勝負のツールとして大きな効果をもたらすことを知っているのです。
小池百合子:立場に合わせてファッションの色を変える
小池さんは立場に合わせてファッションの色を変えています。実は、これは対人認知において効果的な方法。
新人の頃の小池さんは、明るく華やかな服装が多く自由や躍動感を表現しており、大臣になってからは黒などのシックな服装が多く親しみやすさを排除し、パワーと権威を表現しています。
都知事選立候補後は、強く権威ある女性のイメージを捨て、明るい色の服で信頼、暖かさへとシフトしています。
人は表情や声など印象と服など身に着けるものの色によって相手がどのような人物かを直感的に判断しています。
細野豪志:目を大きく見開いて感動をアピール
街頭で演説する時は有権者を見下ろす形となり、有権者の一人一人と目を合わせることができません。
そんな時、細野さんは目と眉を大きく見開き、同時に眉を引き上げます。
これは…「来てくれたんですね。ありがとう。」と感動を示す表情。
アイドルがコンサートなどで実践するテクニックの一つで、好感度を高めるのに効果的です。
この記事へのコメントはありません。