プロの料理が美味しい理由は全て科学的に説明できるそうです。
今回は日常の料理をもっと美味しく作るためのテクニックをおまとめしました。
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美味しいチャーハンを作るには鍋を大きく振ってあおるのが秘訣
中華の料理人がチャーハンを炒めるときに重要視するのは、火の強さではなく、中華鍋を大きく振ってあおること。
独特なカーブを持つ中華鍋の上部に熱のドームが生まれ、その中をくぐらせる事で均一に熱を与えます。
そうすることでどれほど強火でも焦がさず、チャーハンを短時間でパラパラに仕上げることができるのです。
自宅で作るときも同じように、大きく振りあおることでパラパラなチャーハンに仕上がります!
焼き鳥が串に刺さっているのは食べやすくする為だけじゃない!
焼き鳥が串に刺さっているのは食べやすくする為だけではありません。
焼き鳥店の職人は、串に刺した肉を「うちわ」で扇ぎ、手早くかえしながら一ヵ所に伝わりすぎないように熱を拡散させながら焼いています。
この時、肉と一緒に串の部分も熱しられ、その熱が串を通って肉の内部にもゆっくりと伝わっています。
また、竹串なので急激に熱くならず、肉の水分を保ちながら内側から焼き上げることでふっくらジューシーに仕上がるのです。
美味しいパスタを作るには塩分の量が大切!
パスタをゆでるとき、どれだけゆで時間に気を配っても塩分の量を間違えていると美味しいパスタにはなりません。
パスタをゆでる時の塩分の量は「水1Lに対して塩15g(大さじ1杯)」。
塩分には小麦粉のたんぱく質を固める効果があるため、それがパスタの表面に壁を作りコシになります。
そのため塩分が少ないと、パスタの表面に壁ができずにたんぱく質がお湯の中に溶け出し、外がぶよぶよで中に芯が残ったパスタになってしまうのです。
味付けは塩0.8%にするともっと美味しくなる!
レシピで見かける「塩少々」や「塩一つまみ」は人や料理のたびに違いが生まれ、味にばらつきが出てしまいます。
実は人の舌が美味しいと感じる塩分濃度は科学的に決まっています。
それは、食材の重さに対して「0.8%前後の塩」。
これは体内の塩分濃度と同じでそれ以上濃いと体が拒絶反応を起こしてしまいます。
食材の重さ×0.8%=塩の量
を意識すれば毎回美味しい味付けになり、料理がもっと美味しくなるのです。
お肉を焼くとき、最初に出てきた肉汁は捨てる!
例えば生姜焼きを作るときなど、肉を焼くと最初に出てくる肉汁にそのままタレを加えてしまう人が多いですが、最初に出てくる肉汁は「灰汁」なので捨てなければいけません。
これをそのまま使ってしまうと、肉の臭みやえぐみがそのまま残ってしまい、料理が美味しくできないのです。
なので、最初に出てくる肉汁は取り除き、新しい油を入れなおすのがいいそうです。
野菜炒めは弱火で作ると美味しくできる!
自宅で野菜炒めを作るとき、強火で作っていませんか?
実はこれは間違いで、強火で野菜を炒めるとヘナヘナでベチャベチャになってしまう原因になります。
野菜の細胞は65~70度で壊れはじめ、それ以上温度が上がると水分が失われていきます。
正しい作り方は、冷たいフライパンに野菜を入れ、上から油をかけてそのまま弱火で10分。
必ず冷たい状態のフライパンから弱火でゆっくり加熱していくのがポイント。
野菜の旨味、シャキシャキな歯ごたえを残したままの美味しい野菜炒めができます。
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