普段、なかなか報道されない官僚の裏話についておまとめしました。
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官僚の主な仕事
官僚の主な仕事は、国会対応と法案作成。
国会対応とは、議員からの質疑に対し大臣らが答える答弁の作成のこと。
しかし、どの議員がどんな質問をどの省庁に対して行うのかが分かる質問通告書が来るのは国会前日。
そのため、急いで答弁の準備をしなければなりません。
まずは、質問する予定の議員のもとへ出向き、詳しい質問内容を聞き取ります。
しかし、その時質問に対しどの省庁が答弁を作成するか押し付け合いが発生することも。
さらに、質問通告書を夜遅くまで送ってこない議員もいるようです。
その場合、自分の省庁に関係ある質問が来るかもしれないので質問通告書が来るまで待機しなくてはなりません。
それによって答弁書を作るのに朝までかかってしまい、泊まり込みする事も多いそうです。
中には、泊まり込みをせず事前に想定答弁を準備する官僚もいるそうです。
課長になるまでの40歳までは激務!
官僚の間では、課長以上がコーチ、課長補佐以下はプレーヤーと呼ばれているそうです。
答弁の作成など身を徹して作業するのは課長補佐までだと言われています。
それが40代ぐらいで、それまでが辛くて厳しい生活なのです。
国会答弁でよく見かけるあのシーンの裏話
実際の国会答弁では大臣は官僚が作った答弁を読み上げるだけ。
よく見かける、大臣の耳元で官僚がささやくシーンは想定問答に書いていないことで、大臣がそのまま答弁できることをささやいているのだそう。
大臣は答弁書に書いてあるものはそのまま喋り、官僚がささやいた内容はそのまま喋るだけなのです。
そのため、大臣は内容を分かっている事もあれば、分かっていないこともあるようです。
国家公務員には労働基準法が適用されない
官僚の給料は、働く割には低く、残業代が貰えても予算で決められているので頭打ちになるそうです。
例えば、100時間働いても30時間しか貰えないこともよくあるのだとか。
しかし、役所によっても違っていて省庁によっては結構もらえるところもあります。
実は国家公務員には労働基準法が適用されないのでどんなに残業しても違法にはならないのです。
官僚の勤務時間はあってないようなもの!?
省庁の勤務時間は決まっていますが、忙しい時など時期によっては残業や泊まり込みも多いのだとか。
午前9時半に出省し、まずメールチェックを行います。
その数は膨大で昼近くまでかかってしまうことも多く、そのため官僚は自然と速読能力が高くなるんだそう。
その後、12時から45分間はお昼休みで5時45分に退庁します。
官僚になるには
官僚になるには国家公務員採用総合職試験を受けなければなりません。
この試験の合格率は9.1%ほどだと言われており、医者や弁護士の試験よりも合格率が低いのです。
そして試験合格後、財務省や外務省などの試験合格各省庁による面接があり、さらに1/3にしぼられてしまいます。
ちなみに、試験の合格者は東京大学、京都大学出身者がほぼ大多数だそうです。
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